「工場にたたずむ男」 宗像正人

  少々すがれた風情の工場に、得体の知れない男の姿が‥‥ミステリアスな状況が見るものの想像をかき立てる。デンジャー柄の少し汚れの入った衝立?、手前にやや多めに入れた日陰の黒がサスペンスを盛り上げる。男は中心にいるものの、どこか落ち着かない画面構成もここではあり。