「土門拳文化賞25周年記念写真展」歴代受賞者による近作展

会期:20191114日(木)~20日(水)10:0018:00

最終日は15:00まで/日曜休館/入場無料

会期:アイデムフォトギャラリー「シリウス」

東京都新宿区新宿1410 アイデム本社ビル2F

電話 0333501240

東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅から2

 

私たちの写真活動には様々なものがあります。種々のコンテストを目指す人、仲間や個人で写真展を開いてたくさんの来場者に見てもらおうとする人、自分の作品を写真集にまとめたいと思っている人等々…。まだまだいろいろ考えられますが、ひとそれぞれに写真の楽しみ方はあっていいし、そのことが、やがては広く写真文化の発展に役立って行くものと思われます。全日写連もまた、そういう私たちの活動を支えるべく存在しているものだと思います。

さて、ここでご紹介する「土門拳文化賞」については、選考委員の一人写真家の江成常夫氏が第20回の総評で次のように述べられています。

「土門拳文化賞は“土門写真”の神髄であるリアリズムをベースに、新たな写真の地平を切り開くことを理念としている、と言っていいだろう。今回20回の節目を迎えたこのコンテストには、北海道から沖縄までの全国から、応募者128人、テーマ数140、作品総数3632点が寄せられた。内容的には内外ともに社会の側面や“人間劇場”を切り取った作品が多かった。これは土門拳文化賞が土門氏の精神にのっとった方向性に向けて、明確になったことを示している。写真は進行する今の時間を写し止めるだけではない。人間社会の今を切り取ることで未来を予見することができる。それには今に連なる過ぎた時間を正確に読み解くことが不可欠となる。(以下略)」

 

今回の写真展は、歴代受賞者の近作展ということで、それぞれに現在追究しているテーマに沿った写真を2点ずつ展示します。静岡県内のこれまでの受賞者の中からは、私を含め3名が出品しています。

「一つのテーマを追究して20枚、30枚にまとめて作品作りをしていく」という写真活動は、個展や写真集の発表にもつながっていきます。そういう写真活動を目指している人たちの「土門拳文化賞25周年記念写真展」をここにご紹介させていただきます。

よろしかったら、東京撮影を兼ねて、足を運んでみてください。

県本部委員長 中村明弘