「 水 甕 」  伊藤 末大

選評 : 全日写連関東本部副委員  山田 康

 水甕の水面に映る自分の顔を見て、普段鏡で見る顔には無い表情に思わず笑みを出した。一瞬を切り取った面白さがこの写真の魅力になっています。女性の笑顔が美しくそして水面のソフトな笑顔も美しい。一人の女性が二つの笑顔の美しさを描いたこの作品に目が引き寄せられます。背景の小さな小屋や木々の木漏れ日を捉え、撮影した環境も知ることができて素晴らしい作品となりました。