「桜散る参道で」 南波 進
選評 : 全日写連関東本部委員 江連 康晴
この作品を見て驚きと不思議さにひかれました。題名からして桜並木の参道であるということが理解されます。こどもがパンツ一枚で料理用の透明なボウルを頭に掲げてこちらを意識して歩いているのが面白いですね。何故このような格好をしているのかわからないのと、何故に裸なのか。頭の中が混乱してしまいました。でも妙に惹かれる魅力あるスナップ作品になっていて面白く興味を持たせられました。スナップ写真の醍醐味がこの一枚に網羅されています。一瞬の出会いと偶発性に起きた出来事をタイミングよくカメラに収めた南波さんに拍手です。