「老舗(しにせ)」 沼津市内
神尾 一 2022年1月23日 撮影
■撮影者コメント
オミクロン株の感染急拡大で、又もや自粛生活を迫られる日々、退屈しのぎの散歩を再開。其のコースの一角にある、古色蒼然とした一軒の果物屋さんがいつも気になって居る。建物がいかにも昭和を思わせる、様式である事や、店の名前が、最近流行の”〇〇フルーツショップ”、とか、外国語で書かれた物ではなくて、太い筆書きの、黒い大きな漢字で書いてあるのが又印象的だ。果物店とは書いてあるが、実際には生花等も売って居るので、通りすがりにそれらの商品を見ていると、季節の移ろいが良く分かる。今はミカンのシーズンで、美味しそうなオレンジ色のミカンの山がキラキラと輝いて居る。60年以上も地域住民の暮らしに役立っている、正に老舗と呼ぶにふさわしいお店ではなかろうか。