「祭り会場の片隅で」  湯川 正一

選評 : 関東本部副委員 鈴木 文雄

 銀杏の大木の下、奥には鬱蒼とした林の陽だまりの中で法被を着た3人の役員が腕組みをして何か話している、芝川の西山本門寺信長公黄葉祭りでの一場面である。本能寺で焼き討ちに逢いここに信長公の首塚があると言われている。歴史を感じる名刹での祭りの役員は何を思っているのか、考えさせる作品です。