「あつい日」 遠藤 啓
選評: 全日写連関東本部委員 中村明弘
「よさこい」か何かのイベントの途中、余りの暑さに仮設テントで一休み、といったところか。テントの中に目をやると、白足袋を履いたまま、生足をのぞかせて寝ている子どもの姿がある。涼しそうだ。母親はこの子を休ませるために、自分はテントの外に立ち、日傘で涼をとっているのだろう。彼女も白足袋は履いたままだ。これからまだひと踊りしなくてはならないのだろう。ぶら下がった四角の鏡には、暑い外の景色が小さく映っている。「炎天下の母と子」というロケーションをしっかりとらえた作品である。寝ている子をもう少し表現的にフレーミングしたいところではある。そうなると、ここは、横位置かな?

