「村祭」 渡辺修一郎

 草深い田舎に豪勢な山車。その不釣り合いが何処か寂しい。鳴り物担当の子供たちは、何故乗っていないのか?少し先走った読みだが、当っていないことを願う。最近では見かけない大屋根、その高さに合わせるかのように山車との高さをカメラの距離、レンズの焦点距離を選択、よい直感だ。さらに脇道に入って田んぼ(?)から、コスモス草などを入れたのも鄙びた表現にプラスしている。