「母と子」  大島則雅

講評:土田ヒロミ

双子の赤ちゃんと散歩する若いお母さん。おや?また大きなお腹?のお母さんに抱きつき、ぐずるお姉ちゃん。やがて、この家族は賑やかで大騒ぎになる予感が写っている。そんな豊かさに世界遺産の富士、豊かなお茶畑、晴天。なんとも贅沢な情景。被写体と交渉しながら作り上げた力量がすばらしい。