「静岡まつりに…ドローン」 静岡市 駿府城公園

        中村明弘  2024年4月7日 撮影

■撮影者コメント
 今年の静岡まつりの来場者は推計96万人だったと実行委員会から発表があった。コロナ以前、コロナ禍、コロナ以後の来場者数の推移は以下の通りである。(共に主催者発表)
2018年…96万人
2019年…100万人
2020年…中止(新型コロナの影響)
2021年…29万人(縮小開催)
2022年…58万人(マスク着用等)
2023年…93万人
2024年…96万人
 数字だけ見れば、確かにコロナ禍前の水準に戻ったといえるのだろうが、来場者の頭の中から「コロナ」という言葉は当分消えそうにない。インフルエンザも流行っていたとはいえ、マスクを付けた人をたくさん見かけた。私ももちろんその一人だった。

 さて、本題の「ドローン登場」だが、静岡まつりで花見客が集まる駿府城公園内でドローンを飛ばしているのを見たのは今回が初めてである。傍に寄ってカメラを構えると、操縦する青年の「連れ」らしいもう一人がしきりに「ウエカラシャシントッテイル…」と話してきた。外国人のようだ。どうも私を「監視員」とでも思ったらしく、懸命に「言い訳」をしている雰囲気…。こんなところでドローンを飛ばしてもいいのだろうかと思ったが、「なるほど…」などといい加減な返事をしながら写真を撮らせてもらった。それでも何か、心に引っかかりを感じたので、後日市役所に電話で聞いてみると、公園緑地政策課の方が説明してくれた。要するに、「一般の利用では『静岡まつり』でのドローン使用は許可されない」とのことだった。「おもちゃドローン(トイドローン)だからといって、自治体の条例で禁止されている公園などで飛行させると処罰の対象となる」とインターネットにも書かれていた。「祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと」というルール。あの外国の青年たちは、そのことを知っていたのだろうか…。