「 早く遊んで 」 池田是伸
選評 : 全日写連関東本部委員 中村明弘
だれか遊んでくれないかなあ~と、退屈そうに椅子の背にもたれかかっている猫。大きく見開いた目は、誰に何を訴えているのだろうか…。そんな猫の想いは誰かに届いているのだろうか。猫の内心を探るかのようにぐっと近づくカメラ。大写しの猫の顔。奥に立っている小さな人物。今すぐにその距離が縮まることはなさそうだ。この場に生まれている空気感がいい。椅子やテーブルの赤色がこの猫君をあたたかく包み込んでいる。それはこの家で大切にされている彼(彼女?)への家人の想いでもあるかのようだ。

