「ごこう」 大石 洋

 神事も終え、人が少しずつ去って寂しくなってきた海辺。その祭壇を照らす夕日に何か神々しいモノを感じたのでしょう。この日の雲行きはドラマッティクな変化に満ちていたことでしょうが、そんな陽の色味も捨てて、モノクロームに変換することで、イメージをシンプルに仕上げたのがよかった。光を撮ろうとしていたら、突然に人が横切ったのか、予測をして待っていたのか。すかさずシャッター。切り替えがすばらしい。