「大阪の街」 鈴木  實

 世はこともなし、のフレーズが浮かんできそうな三点。何も主張しない、実にサラリとした表現。真ん中のスナップも何か言いたげでそうでもないようだ。特に印象に残りそうもない三点だが、この流れ、そこに徹底していて好ましい。