「ランチタイム」 神尾 一
選評 : 本人コメント
長野県 渋温泉 地獄谷での撮影。この付近に生息する野生の猿達は、半世紀程前 アメリカの雑誌、”ライフ”のカメラマンによって紹介され一躍有名になった。世界的に見ても、野生の猿が温泉につかるのは非常に珍しく、毎年この季節になると国内外を問わず、多くの観光客が訪れる。今回もコロナ禍明けの為か、この地を訪れている大勢の外国人観光客(inbound)に驚かされた。猿の体が温まって来ると、あまり湯に入らないとの事なので、夢中で餌をとる子ザルを300ミリの望遠で、狙ってみた。水滴に濡れた子ザルの体毛、夢中になって掌の平の餌?をつまむ子ザルの様子が上手く捉えられたと思う。唯、子ザルの瞳にキャッチライトが入らなかったのは少し残念な気もする。