カラー写真の部 最優秀賞「お茶目な子」 斉藤正枝

講評 : 土田ヒロミ

 理科の実験道具のレンズか。カメラを向けたら、ちょっと照れて、レンズで顔を隠したのか?全体の焦点深度は、浅めにして背景の住宅は、ぼかしているが、レンズの虚像と実像の少女のピントをしっかり押さえているのがよかった。このピント深度の浅さが、服装、ランドセル、手に持つノートなどがポートレイトに効果な働きをしている。最近、普段の路上で他人、特に子供を呼び止めて撮ることは難しくなってきた。女性に有利な領域かもしれませんね。