「朝の散歩道」 工島 勇

講評:土田ヒロミ (写真の説明は左から1、2、3とした表記で統一します。)

 三枚に共通する主題は、遠くの人物。しかし、1の強いサボテンはオブジェ性が高く、2・3とは異質。組としてはあまり成功していないが、三枚に共通するのは、人を遠望する視線―サボテンが見つめ、犬が見つめ、そして3の作家自身の視線―が危うく恕リぎ止めてくれている。順序を213と組み替えると無理ない。